ござる介護ニュース)介護費用を安くする方法は?
介護費用を安くする方法は?50代女性の悩みに介護・暮らしジャーナリスト・太田差惠子さんが回答
https://news.yahoo.co.jp/articles/8227b036d65cf4e9b0dc09065ba0a8820ba8dc6a
本来であればQ&Aでやるような話題ですが、せっかくなので取り上げたいと思います。
介護はサービスなのでタダではありませんし、やっぱりお金がかかります。
そして安くしたいというのは当然ですよね。
ごめんなさい。とっても冷たい言い方かもしれませんが、やっぱりどうやってもお金はかかってしまいます。しかも安くはなりません。なぜなら介護の費用は、あらかじめいくらかかるのかが決まっているからです。
「加算」というのですが、入浴はいくら、運動はいくらというように決まっているのです。それどころか施設を1日利用したらいくらという感じで、事細かく決められているのです。この加算は安くすることも高くすることもできません。毎月最終日にこの加算を取りまとめ、そして国の審査を受けて、それが施設の収入になるのです。加算が間違っていると、間違ってますよーと連絡が来て訂正を求められます。
なのでごまかしが効きません。
このあたりはよくニュースになってたりしますよね。やってもいないサービスをしたことにして嘘の加算の申請をしたとか。もちろんそうなると警察に捕まりますし施設運営はもちろんできなくなります。
施設で金額が決められるのは「食費」くらいのものです。もちろん施設によっては写真1枚いくらとか、入浴に使うタオルが1枚いくらというように、色々と集金を考えているところもあるのですが、大事なのは国から入る7割の部分と利用者の方から入る3割の部分。ここはごまかしが効かないと思ってください。安くも高くもできないのです。
とはいえ、安くする方法は、実はないではありません。
ぶっちゃけ、要介護度が低くなればいいのです。
介護度によっても加算の額は変わってきます。数字が高くなれば加算も増えるので、加算を安くしたいなら介護度を下げるしかない……のですが、介護度はそう簡単には低くはなりません。審査によって決まるので、こちらもまた安易には変更できないのです。
というわけで、よく色々なところで介護費用をこうすれば安くなるということが書かれていますが、私は懐疑的。
もちろん各種保険とか国の提供する制度などを組み合わせることで負担を減らすことはできますが、それにも限界はあります。この辺りは医療にかかる費用の問題と同じですね。費用自体は減らせないけど、色々な制度を組み合わせることで負担割合を減らすことはできる。という感じでしょうか。
あとできることは、施設選びくらいです。当然安いところは人気だし、だから順番待ちも当然。サービス業なのでこの辺りはシビアなのです。そして比較的空きがあるところは
出入りが激しいと判断して構わないし、出入りが激しいということは
色々と問題がある
ところが多いのが実情です。
安かろう悪かろうという言葉もありますよね。
さて、介護費用は確かにかなりの負担です。それでも介護費用はなるべくかからないようにしたいって思いますよね。方法はあります。
できるだけ健康になる。健康を心がける。
もうこれしかありません。健康なら介護は不要ですから。