認知症の方の家に訪問 その3
前回とは打って変わって、深刻なケース。
自分は認知症なんかにはならない!自分には関係ない!なんて思ってる方が、いざ「あなたは認知症です」と言われてしまった場合。
私も含めて、多くの人、というかほとんどの人は
私には認知症なんて関係ない
と思ってるのではないでしょうか?
それだけにいざあなたは認知症です!なんて言われると、そのショックは大きい。
この世の終わり。ボケて何もできなくなって死んでいくんだと涙ぐむ方もいます。
私はそんなに心が強くないので、告知されたらきっと大ショックを受けるだろうな。
年相応に認知力が低下して、単に能力が衰えたのか、それとも認知症なのかよくわからず、調べてみたら認知症だった、という場合は、案外当事者も「そうだよね」「ばあちゃん最近物忘れ酷かったけど、それは認知症のせいだったんだね」という感じで案外あっけらかんとするものです。
けど、若ければ若いほど、認知症と言われたときのショックは大きいような気がします。まだボケる年じゃないのにどうして?
病気だから歳は関係ない
なんて他人事だから言えるのであって、いざ自分がそうなったら、やっぱりショック。そうはなりたくないと思っても、そもそもなぜ認知症になるのかはまだよくわかってないので、気をつけようもないし。
この「どうしたらいいのかよくわからない」が認知症の怖いところですね。むしろそういうことを一切考えない、というか、よく分からないけど気付いたら認知症だった、という方が余程楽じゃないかな。