ござる介護ニュース)ケアマネの業務範囲はどこまでか

ケアマネに関わらず介護職もそうですが、どこまでが業務範囲なのか、はっきりしない部分がありますよね。

けど、これはあくまでも私の意見なのですが、利用者の希望を際限なくやってしまうのは良くないと思っています。

そして厳しいことをあえて書きますが、際限なくやってしまう人は「いい人だと思われたい」「面倒を避けたい」「願いを叶えるのがこの仕事」だと思っているのではないでしょうか?

特に「いい人だと思われたい」と言うのは本当によくないことだと私は思っているのです。

介護っていい人だと思われたいからやる仕事ではないはずだからです。

介護の世界では、何かといえば「寄り添う」って言葉が出てくるような気がするのですが、それはなんでもしてあげるということではないはず。できないことを「サポートする」のが基本なはずです。

けど、サポートではなく全面的にやってしまう人が少なからずいるのが実際の介護の現場です。それは「かわいそうだから」とか「このくらいやってあげてもいいじゃない」とかいう気持ちからですが、実際にはその「かわいそうだ」「このくらい」が仕事を際限なく増やしているのです。マンツーマンで対応しているように思う介護ですが、実際には1対大勢。なのに、たった一人になんでもしてあげるとどうなるか。

「ありがとうと言われたいから」というのも実は最悪で、それは裏を返せば「いい人だと思われたい」からで、そうするとやっぱり際限なく言うことを聞いてしまいがちになります。

できることとできないことを明確にして、食事ごとにあれダメこれ嫌はだめ(最初に言ってくれ)とか、爪切りはするけどネイルは無理!とか、歯ブラシはするけど試験ブラシはサービスの範囲外とか、ちゃんと決めて、ケチとか冷たいとかひどいとか言われてもこれはルールだからと言える体制が大事だと私は思うのです。

ケアプランを作っていると、最近はつくづくそう思うことが多くなってきました。

そのためのプランなんだなーって。

いい人では介護はできないなーって。

最近そう思います。

 

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