かってに介護Q&A)詐欺から高齢者を守るににどうしたらいいの?
Q)詐欺から高齢者を守るににどうしたらいいの?
A)高齢者を孤立させないことふが大事です
前回は「どうして高齢者は詐欺に遭いやすいの?」と題して特殊詐欺について書いてみましたが、今回は詐欺に遭わないためにはどうしたらいいのかということを書いてみたいと思います。
特殊詐欺に遭った方の75%は誰にも相談しなかったという警視庁の調査結果があるのですが、逆に被害を免れた方の76%は家族に相談しており、また自分で詐欺に気づいた方のうち60%の方は自分以外の誰かに相談しているそうなのです。
誰かに相談することがいかに大事かということですね。そして相談するためには日頃から家族や友達などとの会話を通しての信頼関係や情報共有が欠かせません。
情報共有といえば、典型的な詐欺のパターンを知っておくことも大事ですよね。
というのも、特殊詐欺はパターンがある程度決まっているのです。
・公的機関を名乗る
→公的機関は絶対にATMに誘導しない
・相手の連絡先がはっきりしない
→そんなのはあり得ない
・現金を宅配便で送ってくれと言う
→何かやましいことがあるの?
一般常識としてあり得ないことでも、高齢になると「そうかもしれない」と思い込みやすいもの。また、手口が巧妙化複雑化するなど、犯罪者は常に考えて行動しています。なのでこちらもしっかりと最新情報を入手し、共有しておかねければなりません。
そもそも論ですが、特殊詐欺の始まりは電話から。なので、電話に出ないというのはものすごく有効です。スマートフォンの場合はあらかじめ登録しておいた番号以外の電話には一切出ない、非通知や公衆電話などの表示がされたら出ない、などでかなり被害は防げます。これは固定電話でも同様で、電話番号の表示ができたり、録音機能のある電話に交換しておくことで、特殊詐欺に備えておくことができるのです。
ちなみに、私のiPhoneにも最近立て続けに非通知やプラス記号の入った電話番号から電話が来ました。もちろん出ませんでしたが。居間の時代は一人に一つの電話番号だったりするので、その分だけ危険もあるという事。
だから私自身も気をつけています。