ござる介護ニュース)通報されたということは
通報あり問題発覚、介護事業所に1億円返還要求
https://news.yahoo.co.jp/articles/86c2cf5dca78db49eb7a99271303911bbc435a41
以前こちらにチラッと書いたのですが、介護費用は安くも高くもできません。すでに決まっているからです。
そして決まっているというのは、実に細かく決められているのです。いわゆる基準。
この基準を満たしていないと、そもそもサービスができない。
そしてこの基準を満たしているのかどうかを定期的に調べられるのです。これを実地指導と言います。
はっきり言うなら、介護業界はお金に関してはがんじがらめで透明。これが現実なのです。ドラマや漫画のように高齢者を食い物にする場合、多くは介護サービスで「人集め」をして、その中から個々の金持ちを騙すというパターンが大半。それ以外だと金を引き出す方法がないからです。介護サービスは人集めとして利用されるだけ。
そもそも介護事業なんて、生活相談員をしたことのある人なら概ね「この業者はこれくらいの規模だから収入はこれくらい」と計算できるレベルなのですよ。しかも大体当たってる。生活相談員をしているということは、もう直接そこの事業の金銭を握ってるのと同じことなのです。
逆に言うなら、介護施設の経営は基本的には「生活相談員と施設運営者の胸先三寸」で、彼らが基準を誤魔化すと、結局は上記リンク先のような事件になってしまうのです。
ひえー。
ちなみに上記リンク先の事件は「サービス担当責任者」がいなかったというのと、職員が足りてなかった、つまり
単純に職員不足
が本当の原因だったのだと思いますが、この職員不足というのは原因がほぼ三つに絞られます
・職場の環境が劣悪で誰も寄り付かない
・お局の存在が人を寄せ付けない
・上記の両方
介護の仕事は本当に職員不足なのですが、だから誰でもってわけにはいかず、そしてお局の存在がかなりの害になっているのも間違いありません。そしてだからこそ
通報
されるのです。というか、ほぼ間違いなく
・職場の環境が劣悪で誰も寄り付かない
・お局の存在が人を寄せ付けない
・上記の両方
のどれかで通報されたのだと思いますね。実はここだけの話、私の知ってる施設も通報されたことがあって、その相談を受けたことがあるのです。もちろんここには書かないで黙ってますけど。笑