ござる介護ニュース)介護必要になるリスク高い高齢者増加?生活環境に注意!

介護必要になるリスク高い高齢者増加か コロナで生活環境変化
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210612/k10013081211000.html

  

孤独は体に悪いという話があります。喫煙や飲酒、暴飲暴食と同程度に体に良くないとのこと。

私の経験ですが、デイサービスの利用者の中には、一人暮らしの方も結構います。そういう方はデイサービスから帰っても一人。なので、

帰りたくない

と言われる方もいるのですが、どうすることもできません。一人が寂しいからみんなといたいと言われ、ケアマネと相談してサ高住などに入居する方もいます。そうなれば部屋は別々でも仲良くなった友達と気軽に会えて話もできるからです。

もちろん

私は一人の方が気が楽

という方もいて、そういう方はマイペースで淡々と自分の生活を過ごされているのですが、世の中はそうではない方もいるのです。そして寂しいと訴えています。

   

今のこの状況では、不要不急の外出は控えるようになどと言われていますが、このブログの他の記事などを読んでくださればわかるように、私は今の札幌の行政には大変否定的です。大いに不満もあります。

なぜ私が批判的なのかというと、確かに高齢者の方が重傷率も死亡率も高いとされているものの、行政とメディアがあまりにも必要以上に煽りに煽って恐怖だ恐怖だと言い続けた結果、孤立する高齢者が増えてしまい、余計に心身の機能を低下させているのではないかと思えるからです。

この武漢肺炎のために、デイサービスの利用を控えて施設に閉じこもったり、家に閉じこもったりされた方は実はかなりいます。施設自体がもう一歩も外に出さないという方針だったために、去年は文字通り一歩も施設の外に出たことのない高齢者もかなりの数いると思います。家族がデイの利用を止めていた事例もあります。そしてそのまま寝たきりとなり、デイの利用が終了という方もいました。

デイの利用者であっても、外出レクができないために、どこにも行けずにストレスが溜まっている方もいます。花見の時期に桜を見ることもできず、月に一度のデパート巡りができず、普段は食べることのない外食を楽しむこともできず。

確かに武漢肺炎では高齢者が一番被害を受けています。しかし、私はこう思います。

死亡者重傷者という視点だけではなく、行動制限をした結果、違う意味で高齢者に対する負担が増したことも問題にすべきではないかと。

   

高齢者はテレビばかり見ています。そしてテレビはずーーーーっと怖い怖い怖いの繰り返し。

何をしても何をしなくても怖い怖い怖いの繰り返し。

最近ではワクチンにさえ文句をつけています。危険だ危ないしない方がいい。

そんなものを見たら、素直な高齢者は「怖いんだ」となって、ワクチンを敵視したり、あるいはマスクを2重に重ねてつけたりするのです。もうどこにも行けないんだと嘆くのです。仕方ないなぁって。やることなすこと全部ダメで、ただただじっとしてろ閉じこもってろでは、高齢者は実質寝たきりと同じような状況になってしまうのではないでしょうか?

数字的な裏付けなどの根拠もなく、ただただテレビ的な手法で怖い怖い怖いと煽り続けた結果、高齢者はアクティブに動かなくなっているのです。私はこれは擬似的な寝たきり状態と同じじゃないかと思うのです。

偉そうで申し訳ないのですが、行政とメディアが無理矢理に寝たきり老人を増やそう増やそうと頑張っているのではないかと思うのです。

   

私が介護の現場から得た経験則の一つに

寝たきりになったらもう元気にはならない

というのがあります。基本的には、寝たきりになったらもうほぼ2度と歩けないし、介護度も上がるし、その分「金銭的な負担」も増えます。そこから改善してまた元気になるなんて話もあることはあるでしょうけど、それはあくまでも例外。やっぱり現実は厳しいのです。多くの人はどんどん弱っていくのです。寝たきりになったらもうあとは弱っていくだけという暗黙の了解があるのです。

だからこそ寝たきりにしないようにということでの介護サービスだったりするではないでしょうか?介護職員だって、寝たきりにしないようにするにはどうしたらいのかと、どれだけ苦心していることか。

しかしながら、今のこの状況は、私には

行政やメディアが故意に寝たきり老人を増やそう増やそうとしている

としか思えません。

武漢肺炎を避けるために緊急事態宣言を出して、高齢者を閉じこめた結果、なんと元気になった高齢者続出!

てなったでしょうか?圧倒的に少ない死者と重傷者、しかしそれを避けるためにあまりにも気を使った結果、多数のフレイルを生み出すことは、果たしていいことなのでしょうか?高齢者のためなのでしょうか?介護の予算だって足りないんでしょ?なのに介護サービス利用者を故意に増やしているのではないでしょうか?

   

さて、ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、こういう時にその人の地が出るというか、明るく物事に拘らない高齢者は、こんな時でも大変明るく、元気に過ごしています。ワクチン打ったらいいんでしょ?ということでさっさとワクチン打ってニコニコしています。

けど、そういう方はもう普段から前向きだし明るい。あまりテレビを見てないというのもあるかもしれません。もうたくさん生きたからいつ死んでもいいなんて平気で言ってます。ワクチンだって

打った方がいいなら打つわよ

っていう感じ。変なこだわりがないのです。

どうせなら明るく元気に。

こんな時だからこそ、より一層そう思います。

 

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