ござる介護ニュース)親の介護に最も必要なものは?
「親の介護」を理由に退職…要介護5「月7.4万円」負担の果て
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb477dff8123d2813be68e98d8744aec7ff4877d
言わせてもらいますが、導入部分の書き方はよくないと思います。
女性が介護を理由に会社を辞めていくのは「女性の給与が男性より安くて、しかも男性より辞めやすいから」です。男性はとにかく稼がないとならないので、辞めたくても辞められない。これが実態です。男性の給与の方が高い場合が多いし、男性が辞めても「案外できることは少ない」のだし。
実際問題として、男性が自分の母親の下の世話をできるか?というのはかなりのハードルなのです。娘が親の下の世話をするのは案外できるのですが。自分のパートナーの世話ならできるとは思いますが。
ぶっちゃけこれは実際の介護現場では共通認識だし、だから女性大変とか男性は介護に参加してないとか、そういう感じにはなりません。
介護の問題は綺麗事ではすまないのです。それを性差格差とか書いちゃうと、まるで「男性は介護に消極的」って印象を植え付けてるようで、よくないですね。
介護の世界はかなり金がかかります。しかも(こういう言い方はよくないと知っていてもあえて書きますが)
介護される側が死ぬまで
延々続くのであって、その間まるまるお金がかかります。誰がそのお金を出すのか?というのは大変深刻な問題で、なので上記の記事も結局はお金の問題としていかに大変かが書かれているのですが、ならなおのこと、男性の退職というのは
全く現実的ではない
のです。自分でこう言うのもなんですが、女性は案外潰しがききます。けど男性は一度辞めたら再就職も難しいし、何よりも給料が下がることの方が多くないですか?そういう話は嫌というほど聞きます。
介護というのは、結局のところ
プロに任せる
のが一番だと私は思っていますが、お金がないとどうしても自分でなんでもやろうとなりがち。けどそれだけど結局はお金も神経もものすごくすり減ります。自分は大丈夫という人が何度SOSを出してきたことか。
結局ギブアップしてしまうのです。
親の年金頼りとか、生保を利用するとかさまざまな方法はあるのですが、いずれにしても結局はお金。なんとかお金を確保して、そして親の介護はプロにお任せください。
レスパイトケアというのですが、そうすることが結局は親の介護としては家族を含めて最もいい答えなのです(最高の答えではありませんが)