気になって仕方がない高齢者
認知症にかかわらず、何かに執着することってあると思うのですが、どのくらい執着するのかしてしまうのか、何に執着するのかは人それぞれです。
私の経験から言えるのは、認知症の方の執着は
・かなりしつこい執着
・一旦何かを気にすると止まらない
って感じでしょうか。例えば午後になると施設から自分の家(本当にあったり架空だったりしますが)帰りたくなる夕暮れ症候群なんかはかなり程度が酷くて、帰れるまでは文字通り何度も何度も帰ろうとします。皆さんの想像以上に何度も何度もそうします。5分に1度と言ってもいい程度に帰ろうとします。
また、例えばいつもと違うことをすると、それが気になって仕方がないということもあります。
春になって服装が変わると、着て来たことを忘れてしまって、「これって私のかしら?」と何度も何度も確認したり。
あまりにも何度も気にするものだから、いい加減にして!と言いたくなるかもしれませんが、そういうものだとあらかじめわかっていると、対処方法も違ってきます。
そういうものなんだ
と私は思ってます。けど、本音を書くなら、仕事だからそうできるけど、自分の身内がそうだったらちょっと自信がないです。