デイサービスの職員の声が大きな理由

江戸っ子の方は「し」と「ひ」の区別が難しいなんて話を聞いたことがあるのですが、本当ですか?

それはさておき、高齢者の方の中には「話がよく聞こえない」という方がおられます。その「よく聞こえない」には何種類かあって

・(相手の)声が小さくて聞こえない
・発音がわからない
・話の内容がわからない
・その他

という感じなのですが、それプラス

・耳の機能の衰え
・認知症による理解力の低下

によっても対処が変わってくるので、なかなかに大変なことでもあります。簡単に言うなら、人によって聞こえないという訴えの意味合いが違うのですね。

だからこそどういう意味合いで聞こえないと訴えているのかを知ることが大事になってきます。

 

ところで、この「聞こえない」に対するもっともシンプルにして効果的な対処法はずばり

「なるべく大きな声で比較的ゆっくり話す」

こと。介護職員の中にはまれに声の大きな人がいたりしますが、理由の一つはこういうことだったりします。知らず知らずに声が大きくなってるのです。気を使いながらもその場で大丈夫なレベルでの大きな声で聞き取りやすいようにゆっくり話す。やっぱりこれが一番効果的じゃないかと私は思います。

けど、そうなると今度はその声が「うるさい」と感じる高齢者の方がいるのも事実。そのような方が「落ち着いたデイサービスを利用したい」などという感じで違うデイサービスに通ったりすることもあるのです。

なかなかうまくはいかないものですね。笑

 

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