家庭問題をデイサービスに持ち込む高齢者
昔の人なら「あぁ!」と納得されると思うのですが、ちょっと昔の家庭では、テレビのチャンネル争いというものがありました。
「僕アニメ見たい」
「歌番組でしょ!」
「ドラマやってるよ」
見たい番組はそれぞれ違うのに、テレビは1台しかなかった時代。であれば自ずと何を見るかもめることになるのです。家族が多ければ多いほどにそれは当然だったことでしょう。そしてすったもんだの挙句に何を見るのかが決まるのです。じゃあ多数決でドラマね!的な。
しかし昔はオチが違った。
父親「………(無言でチャンネルを野球中継に変える)」
家族「………(無言の了解)」
地震、雷、火事、親父なんて言葉があった時代はそうだったと色々な利用者の方からも聞きました。お父さんは怖かったぁなんて。
今はとりあえず男女同権的な雰囲気なので、相手が男性だろうとなんだろうと
「私は今音楽聴きたい!」
と自己主張される方もわりと多い感じです。その結果擦ったもんだともめるのですが、それを見ていると
「皆さんも昔はこうやって自分の家庭でもって、あれが見たいこれがいいとか言ってもめてたんだなぁ」
と、思うのです。