デイサービス利用者が武漢肺炎で最も心配なこと

実際に武漢肺炎のためにデイサービスを休みますといって休まれている方はいます。

賢明なことですが、その際に心配なのは「入浴」です。

以前も書きましたが、多くの場合、デイサービス利用者は「入浴目的」でデイサービスに来ています。これは清潔を維持するためにとても重要なことなのですが、デイサービスを休むと途端に入浴ができなくなるのです。

もう少し細かく言うなら、高齢になると入浴が困難になるのですね。

・滑って転びそう
・浴槽をまたいで入ることができない
・体を洗うことができない(物理的に体を動かせないとか認知症とかで)
・浴槽で溺れる可能性
・ヒートショックの危険性

ざっと上げてみましたが、みなさんが何気なくされている入浴は実はかなり危険が伴うのです。高齢になればなるほど。特に一人暮らしの高齢者にとって、浴室はまさに道路並みに危険な場所なのです。だからデイサービスで職員付き添いのもとに入浴することで安心安全に入浴できるのですね。

しかし、なんらかの理由でもって長期間入浴ができなくなると、清潔が維持できなくなり、感染症などの病気にかかりやすくなります。利用者の方は月に1度以上、必ずケアマネージャー(介護支援専門員)と話し合いをしますが、その中で、入浴の話が出ないなんてことはあり得ないレベルで入浴はとても重要視される最も大切なもの。

だから、入浴できなくなることに対しては、介護職員はとても敏感にならざるを得ません。

また、利用者の方もその辺りは十分に理解していることが多く、だから漫画のようにお風呂を気にする方もいるのです。

皆様の周りにいらっしゃる高齢者の方はちゃんとお風呂に入れていますか?

 

 

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