かってに介護Q&A)福祉用具を知りたい!番外編 福祉用具専門相談員って?
Q)福祉用具専門相談員って?
A)福祉用具のスペシャリストです
福祉用具を語る上では避けて通れない大事な人たちのことをうっかり忘れていましたので、番外編として紹介したいと思います。
その大事な人たちというのは福祉用具専門相談員。
福祉用具専門相談員とは、福祉用具を使用する人に対して選び方と使い方を説明するなどのアドバイスを行う専門職の事です。介護保険法に基づく指定を受けた福祉用具貸与、つまり福祉用具を貸し出す人たちのことです。
専門事業所は常勤で最低でも2名以上の配置が義務付けられています。
福祉用具専門相談員は試験を受けてなるようなものではなく、講習事業者(都道府県が指定)が行う福祉用具専門相談員指定講習を受ける事で資格を得るのです。福祉用具は皆さんが考えている以上に種類があって使い方も多岐に渡り、だから専門性が高いのです。私たちケアマネも、本当にいつもお世話になっている、それが福祉用具専門相談員なのです。
そんな福祉用具専門相談員の具体的な仕事内容はというと、
・利用者の生活環境を確認し、最適な福祉用具を選ぶ
ということに尽きます。特に、安全安心な形で介護に役立つ用具の使い方を身に付けてもらうことこそが福祉用具専門相談員にとって非常に大切な仕事でしょう。そのためにはさまざまな連携が必要ですし、そのための調整も欠かせません。
縁の下の力持ちとも言えますね。
ちなみに、前述の通り、介護保険法に基づいているので、いきなり福祉用具専門相談員に相談してもどうにもなりません。やはりケアマネが最終判断を行うのです。具体的には、ケアプランに盛り込まないと福祉用具を借りることはできないのです。