かってに介護Q&A)認知症ってどんな種類があるの?その2 脳血管性認知症とは?

Q)脳血管性認知症とは?
A)ある意味予防できる認知症です

   

アルツハイマー型認知症についで多いのが脳血管性認知症。

もう少し具体的に書くと、脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血など、脳の疾患が原因で発症する認知症です。

脳の機能の中でも、認知を司る部分はあれこれあるのですが(例えば、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉、海馬etc)そこの血管が脳の疾患で詰まってしまうことで機能停止とか、機能不全とかになってしまうことで、認知症になってしまうのです。

主な特徴は以下の通り

・記憶障害
・判断力障害
・感情失禁

個人的な感想なのですが、確かに男性に多く、そしてすぐにカッとなる方が多いですね。何に怒り出すのかわからないということも多々あります。一度カッとなると止まらなくなり、暴言も、時には暴力も出ることがあります。入浴介助の際に自分の時計がないと怒り爆発し、1時間ほど散々怒鳴り散らした挙句に、自室に時計が置いてあることが判明。するとものすごくおとなしくなってしまったということがありました。

大半は(病気だとしても)誰のせいでもないような勘違いとか思い込みによるものだとしても、それでも怒鳴り散らすことで、周りの利用者の方も怖がるし、高齢者であっても男性なので暴力が怖いなど、困ったことになることもしばしば。なので施設側ではサービスを提供することができないなんて話も実際にあったりします。

しかも困ったことに、この脳血管性認知症は、その症状の出方に波があり(まだら認知症)、前述の男性も普段はとても穏やかなのです。普段はとても紳士。けど、怒り出すと止まらないということで、そのギャップがますます周りを疲弊させてしまうという悪循環なのです。

   

さて、この脳血管性認知症ですが、実はある意味予防できるのです。

脳の疾患は、事故などの不可抗力を除けば、例えば

・高血圧
・肥満
・糖尿病

などの「生活習慣」が大きく関係してくるのです。ということは、日頃の生活習慣を見直すことで、脳血管性認知症の予防にもつながるということ。

健康に暮らすことで認知症を予防できるなら、それにこしたことはありませんよね。

…なんて、お菓子食べながらこの記事書いてました。

反省。

 

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