ござる介護ニュース)「要介護1・2を総合事業に」

財務省、訪問介護・通所介護の給付カットを提言 「要介護1・2を総合事業に」
https://www.joint-kaigo.com/articles/2022-04-13-3.html
前々から言われていた話ですが、介護保険の介護認定には要支援と要介護というものがあります。
要介護については国が全国一律にルールを決めて介護給付をしているのに対して、要支援は、全国の市町村がそれぞれに行う総合事業の枠組みの中に入ります。
すると何がどう違うのかというと、お金の出どころが違うということで、私の理解が確かなら、要介護1・2の人たちは、今後は国ではなく市町村が金銭負担をしなさいということ。
そして私はこれに関して言いたいことがあります。
要支援、つまり総合事業になるという事は、介護事業者には死活問題となるのです。
・給付金が少なくなる ・のに事務量は激増する
要介護に比べて、総合事業は煩雑な書類がたくさん!そして(当然のことながら)事業所はなかなかそんな要支援の方を受け入れたがらないので(介護施設はサービス業ではありますが、慈善事業を行っているのではありません)、介護難民も当然増えるし、老老介護も当然増えます。
確かに保険料は増えているかもしれませんが、長生きするのであればそれはある意味当然のことではないでしょうか?
金は出したくないけど、サービスは受けたいなんていうのは、あまりにも虫のいい話です。
従って、給料が安い介護業界は、こういうことをされるとますます弱っていくのです。