かってに介護Q&A)認知症ってどんな種類があるの?その3 レビー小体型認知症とは?

Q)レビー小体型認知症とは?
A)男性に多い認知症です

レビー小体型認知症って、聞きなれないかも知れませんが、割と多いタイプの認知症で、特に男性の発症率が高い認知症です。どのくらい高いかというと、女性の約2倍。
レビー小体というのは、脳の神経細胞にできる特殊なタンパク質のことで、これがたくさん集まると、神経細胞が破壊されてしまい、命令を伝達することが出来なくなる。その結果認知症になるという仕組みです。

特に後頭葉の視覚を司どる部位にレビー小体が集中してしまうと、幻視の症状が出るのですが、私の経験では「そこにお化けがいる」という話をされる利用者の方がやっぱりいました。ただしこの方は女性でしたが。この幻視はレビー小体型認知症の初期段階で出てくるとのことですが、正直、そこまで幻視がひどいという方を見たことはありません。ひょっとしたら幻視は見てるけど、言葉に出さないだけなのかもしれません。

というか、幻視よりもむしろパーキンソン症状が発症するパターンの方が多い感じがします(パーキンソン症状についてはここでは割愛します)

それと、男性の方が女性よりも2倍多いとされているようですが、あくまでも私の経験からは、そんなことはなく、男女比は同じような気がしています。これまた私の経験からですが、レビー小体型認知症は、特にこれといった大変さが意外に少ない気がしています。名前こそレビー小体なんて怪しげなネーミングですが、なんというか穏やかというか、最初は大変だからと教えられたのですが、だからこそなのかもしれませんね。それほど大変じゃなかったというか。

あくまでも私の経験だけなので、参考程度にとどめてくださいね。中には大変な思いをされている方もいると思いますので。

このレビー小体型認知症でもそうですが、基本的には認知症の方に対しては「傾聴」することが大事。よく聞くことと、むやみに否定しないこと。そして根気強く接すること。これしかないと思います。

 

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