ござる介護ニュース)介護職員の医療行為
唾液を誤嚥し苦しむ患者 対処できず動揺した経験が…30代訪問介護ヘルパーが踏み出した一歩
https://news.yahoo.co.jp/articles/a248c2684cb54055060de5162604808fbf01b551
デイサービスを利用している方の中にはなかなかいないのですが、介護施設では痰吸引というのは案外普通に行われていることだったりします。痰吸引はその昔は医療行為で、介護職員は行うことができませんでした。私は施設勤めの経験もあるのですが、あちこち駆けずり回っていた看護師さんは大変そうでした。
ちなみに医療行為としては爪切りとか軟膏を塗る行為なんかも禁止でしたね。
今では介護職員も段階的に色々できるようにはなっていますが、それだけニーズ、というか状況が変わったということなのでしょう。
痰吸引も条件付きですができるようになりました。条件とは研修を受けることで、それがないと痰吸引はできないのです。
高齢者になると、想像以上に「むせること」が多くなっていきます。だからこそ、どのデイサービスでもパタカラ体操などの口腔ケアを行なっているのですが、これには同時に誤嚥対策としての側面もあります。
肺炎は高齢者の死亡原因としては高齢になる程順位が上がっていくのですが、その肺炎の中で高齢者が最も気をつけなければならないのが誤嚥性肺炎なのです。
しかもこの誤嚥性肺炎。本当に気付きにくくて、気づいた時には手遅れということもよくあります。私も経験しているのすが、微熱が続くかなぁって程度なので、よく分かりませんでいた。そのうち経験から「これってひょっとして…」などと察知する場合もあったりしたのですが、やはりわからないこともありました。
介護職員はできる医療行為がまだまだ限定されています。
私はそれは仕方ないことだと思っていますが、今の、そしてこれからの状況はどうなるかわからないし、ひょっとしたら、介護と医療はもっともっと密接に結びついていくのかもしれません。介護と医療の両方を高度にこなすような感じになるのかもしれませんね。
けど、そこまで求められるなら、待遇もよくして欲しいなぁ…
なんて。