デイサービスの送迎時に心の声が漏れ出てしまいそうになる
本来であれば
「それもう聞きました」
「もう何回も聞いてます」
というのはご法度です。特に認知症の方であれば。
そもそも話した記憶がないし、話してもすぐに忘れるのが認知症の典型。
だからこそ同じ話を繰り返すのです。本人にとっては今のこの時点で話すことが初めてのことなのです。
…なんていうことはわかっているんですけどね。
でもたまにこの職員のように「もう何回も聞きましたから!」って言いたくなる気持ちもわかります。酷い場合なんて5分に1回レベルで本当に同じことを延々繰り返すのでして、
わざとやってるんじゃなかろうか?
という疑念が生まれてしまうのは、これまた仕方のないことです。もう見事に同じ話をしますから。壊れたテープレコーダーという例えは正真正銘正しいのです。
言う方は本気で忘れてる。聞く方はどんどん圧迫される。
なかなかに過酷なのです。