介護福祉士と「べき論」

 

「1人でできる子」は、テキトーに育てられている
https://toyokeizai.net/articles/-/286588

介護の世界と子育ての世界は本当に似ているなぁと思います。上記の記事を読んで、その思いを新たにしました。
記事の内容やコメント欄の「子供」を「介護」に置き換えても案外違和感ないと私は思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?

どちらの世界も「こうすべき」というべき論が多く、それに振り回されてしまって、挙句に疲れてしまう。
そんな人を多く見かけます。しかも理由は「よくしてあげたい」という善意なだけに、べき論を直しにくいという側面もあります。

介護の世界でも「こう接しなさい」「こう対処しなさい」「それはNG」ってのがもう山のようにあるのですが、例えばとあるデイサービスに通ってた高齢者が違うデイにした理由は「うるさくて疲れるから」というもの。

よくよく聞くと、職員がみんな元気で声が大きくて、明るく活発なのはいいんだけど、それに疲れちゃったと。

なるほどなぁと思いました。

テキトーがダメな場合というのは、例えば病気だったりする場合で、インシュリンを適当に扱うなんてのは流石にNGですよね。パーキンソン病だって、対応の仕方があります。下手をしたら命に関わる行為にテキトーはちょっとね。

しかし、私もそうですが、何歳になっても、案外みんなテキトーが好きで、ダラダラも好きだったりしませんか?でも、一方で介護はサービス業(だと私は思ってます)。サービスというからにはしっかりとサービスを提供しなければならないのです。そう。サービスをすべきなんです。

というわけで、実は私もべき論を実践しています!ごめんなさい!

そして私の実践しているべき論、それはズバリ

「手を抜くべき」

というもので、言い換えるなら「無理をさせない」です。1日を通して楽しかったと思ってくれればいいんです。だから案外行き当たりばったり接してます。それでも楽しんでくれているので、それでいいのかなぁと。

 

 

 

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