かってに介護Q&A)正月明けで高齢者が気をつけたいことはなんですか?
Q)正月明けで高齢者が気をつけたいことはなんですか?
A)規則正しい生活をしてないので、体調が悪化している場合があります
あけましておめでたいはずなのですが、元日早々救急車を見たりしてました。そういえば私が介護福祉士として仕事をしていた時も正月早々救急車という場面を何度か見てきました。いい思い出ではありません。
年末年始は楽しいはずなのに、どうしてこうなった?
ということなのですが、実は原因はすごくはっきりしているのです。
いつもと違うから。
これにつきます。実は高齢者は変化に物凄く弱いのです。規則正しく過ごしている分にはなんの問題もないのですが、その規則正しさが壊れると大変。
例えばコロナで隔離になって、それが元で本人はコロナではないのに体調悪化して、挙句に脳梗塞で亡くなった方がいますし、隔離で体を動かさなくなった結果、歩けなくなって転んで頭を打って入院という例もあります。コロナ自体で亡くなるのではなく、コロナによる規則正しい生活の破壊が原因でなくなるという事例が、少なくとも私の見聞きしている範囲では多いのです(ちなみにあえて書いておきますが、コロナで亡くなった方ももちろん知ってます)。
また正月は「お餅」も危険視されるのですが、これも普段は食べないようなものをいきなり食べたらどうなるのかということで、これも私個人の意見なのですが、普段から少量であってもお餅を食べていれば、実は危険はそんなにないのではないかと思えてなりません。
若く健康な人たちであっても、突然のハプニングには弱い人が多いと思うのですが、高齢者なら尚更。ましてや年末年始は色々な「非日常」があるので、注意しなければなりません。
とはいえ、だからといって正月であってもいつもと同じではかわいそうですよね。
というわけで、正月を楽しみつつも、注意してあげたいものです。
ちなみに私の母は「お年玉で懐が痛い」と言ってました。これはどうにもなりませんね。てへ。