かってに介護Q&A)高齢者って何歳から?
Q)高齢者って何歳から?
A)色々な定義があります
今の世の中は老人とか爺婆とかではなくて、高齢者って言わないとダメだそうです。
けど、本人たちは自分達を「ババァ」とか「ジジィ」とか普通に言ってます。ボケてるとかバカになったとか普通に言ってます。自分達は相手を思い遣ってるんだと思うのは勝手ですが、想像以上に自分達のことをわかっているのです。
それは障害者も同じ。
そういう世界にいると、世の中の綺麗事にうんざりしたりします。
それはさておき。
言葉の定義状ですが、高齢者とは日本では65歳以上の方を指しています。国連では60歳、世界保健機関では65歳以上を高齢者としています。60歳を越すと、もう若くはないなと感じるんでしょうね。私の知ってる男性は50歳過ぎですが、疲れたとかあちこち痛いとかもう若くないとか、後ろ向き発言が増えていますが、なんでも50歳を過ぎたらあちこち方がきたしもう若くないと感じるんだそうです。
私もそのうちそんな感じになってしまうのかな?ちょっとうーん…
以下ちょっと数字
内閣府調べ
・家族に高齢者がいる世帯 48.4%
・高齢者の一人暮らし世帯 27.1%
・高齢者の夫婦のみの世帯 31.1%
高齢者だけの世帯って多いんですね。特に一人暮らしの世帯は年々増加傾向みたいで、そうなると、医療や介護の必要性が増えるのは当然のこととして、それを自分で判断できない場合も増えていくと思われます。うーん、大変。
ちなみにデータはここにありますので興味のある方は参考にしてみてください
高齢社会白書
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html
ところで、高齢者にはもう少し踏み込んだ定義があります。それは後期高齢者。日本では65歳から74歳までを前期高齢者、そして75歳以上の方を後期高齢者として分けています。私の理解では、結局のところ、病気になりやすい介護認定を受けやすいという一つの目安だと思うのですが、75歳を過ぎると入院や長期療養が多くなったり、要介護認定を受けやすくなったりしているようです。けれども、一方では80歳以上の高齢者の約8割は経済的な不安を感じずに暮らし、半数は趣味やレジャーを楽しんでいるというデータもあるようです。
高齢者だからお先真っ暗というわけでもないみたい。
ちなみに、日本人の平均寿命は2019年のデータによると、女性が87.45歳、男性が81.41歳。医療技術の発達や健康志向など、さまざまな要因で平均寿命は伸びていますが、平均寿命が伸びるということは、それだけ高齢者も増えているということ。
よく言われるのが、団塊の世代が後期高齢者になる2025年問題ですが、ここだけの話、前期高齢者は確かに癖がある人が多い印象です。つまり団塊の世代の方と、80歳後半からの方とでは、本当に同じ人種か?というくらいに人が違う感じがするのです。私だけなのかもしれませんが、現場はますます大変になるだろうなと思います。