かってに介護Q&A)ケアマネって何をしているの?

Q)ケアマネって何をしているの?
A)毎月決まった流れで仕事をしています

ケアマネとは介護サービス利用者と介護サービス事業者の橋渡しをする仕事だということは以前に説明したと思うのですが、今回は、もう少し具体的にその知られざる仕事内容を説明して見たいと思います。

とはいえ、ケアマネの仕事は実は流れ作業。本当にパターンが決まっています。逆にこのパターンがしっかりしてないと、仕事が成り立たないくらいにしっかりと決まっています。月単位で何をするのかが決まっているのです。こんな感じです。

月初
要介護認定申請の代行
ショートステイの予約調整
給付管理

月中
モニタリング訪問
担当者会議の開催
来月の利用票の作成

月末
サービス提供票を作成し、各事業所に送付

月の中で最も忙しいのは月初で、そして最も大事なところでもあるのですが、その中でも給付管理は最も集中するところです。給付管理をわかりやすく簡単に言うとズバリ、

介護サービスにいくらお金がかかったのかをチェックをする

もので、この費用の9割(違う場合もあります)は税金などで補われるものなのだから、当然真剣にもなります。もう少し具体的に書くなら、ケアマネが事前に送っている介護サービスの利用票にそれぞれの事業所が月末をめどに記載をし(これを「実績」という)、その実績をケアマネが受け取って確認したのちに、費用負担の申請を国保連(北海道でいうなら北海道国民健康保險田体連合会)に対して行うことで、各事業所に費用が充てられるのです。

介護事業所にとってはこれが生命線なので、ケアマネも真剣!

要介護認定申請の代行やショートステイの予約調整については専門的な話なので説明を省略しますが、実はこれもとっても大事なので欠かせないですね。

月の半ばになると、担当している介護サービス利用者宅を訪問。最近は漫画にもしていますが、私自身としては、この時期が一番楽しいです。ケアマネは直接の介護サービスを全くしないのですが、私は現場が好きだったので、ちょっとだけ現場の感じがするこの訪問が好きなのです。色々なエピソードが満載で、本当に楽しいです。

また、この時期に担当者会議というものをするようにしているのですが(詳しい内容は省略)、これもまた訪問して行うもの。なのでこの時期は事務所にいないことが多いですね。さすがに仕事場からの直帰はしませんが、中にはそういう方もいるとかいないとか。

月末は実は仕事的にはちょっと余裕があって、記録の整理や来月の準備をしています。ちなみに各介護サービス事業者は、月末が一番忙しいです。上記で書いた実績をまめとるためです。仕事を終わってから数時間残業というのが当たり前で、私もかつてはそんな感じでした。しかしながら、ケアマネとなった今では、月末はどちらかといえばむしろ暇!なんて言えるレベルなのでして、「今頃事業所は大変だろうなぁ」なんてちょっと上から目線。苦笑

というわけで、今回はケアマネの業務について触れてみました。

実際には仕事時間外にも電話が鳴ったり業務が入ったりしてそれなりに大変なのですが、あえてそこには触れず。笑

 

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