男は度胸、女は愛嬌……って書いたら

って書いたらなんか怒られそうな世の中ですが、実際には愛嬌がある方がいい人生を送っているような気がします。

介護の仕事をしていて思うのは、愛嬌のない方は、割と苦労してきているんだよなぁということ。

口が悪くて攻撃的で、あちこちともめて、家族からも親戚からも見放されて、頼れる人もいない

そんな辛い状態が長く続いたからなのか、それとも元々なのかはわかりませんが、とある施設で晩年を過ごすことになったおばあちゃんは、それまで本当にむすっとしていて周りとも打ち解けず、周りもそのおばあちゃんを避けていました。

ところが、いよいよ自力では何もできなくなり、寝たきりとなって、認知も進んでいったある時から、そのおばあちゃん、なぜか愛嬌が出てきたのです。

するとどうでしょう。

みんながニコニコと接するようになりました。

最晩年になってからだし、認知も進んでいたこともあるし、おばあちゃん自身はどう思っていたのか、私にはわかりません。

けど、そのおばあちゃんの環境は暖かく穏やかなものになったことは確かです。

もっと若い時からそうだったらなぁ。

なんて、偉そうにも思っちゃいました。でも、そのおばあちゃん、若い時には

女は愛嬌?何言ってんの?そんなので食っていけるのは一握りだよ!

って言いそう。

うーん。

 

【告知】私が書きました!【告知】

介護の世界を題材にした小説を書きました。こんな世界もあるんです!広告はついてますが無料ですのでどうぞお楽しみください!