デイサービスに行きたくない本人と行って欲しい家族
デイサービスに行きたくないネタ。
以前も紹介しましたが、今回は家族がいる場合です。
自分ひとりだと「元気だから行きたくない」という理由でデイサービスを休むことがあるのですが、家族がいる場合はそうはいかないのです。なぜなら家族は「おじいちゃんおばあちゃんには何がなんでもデイサービスに行って欲しい」から。
他意はないのですが、家族の方は「ずっと家にいられるのは困る」のです。あるいはもっと具体的に「いると邪魔」「ずっと面倒を見るのは辛い」のです。
これをもって、家族は冷たいという綺麗事を言う方も一定数いるのですが、実際に自分が介護をする側になってみると、これが大変に切実なのであって、そもそもデイサービスの目的の一つに
レスパイトケア
というものがあるくらいに切実な問題なのです(レスパイトケアについて詳しく知りたい方はまずはご自身で調べてください)。
介護はやってみればわかるのですが、とてもしんどいことだし辛いことだし気が休まる暇がありません。介護疲れの結果、肉親に手をかけてしまうという事件も後を経ちません。とても不幸なことです。
そもそも介護は大変だからこそ介護のプロである介護職員がいるのです。であるなら、プロに任せたいというのは当然のこと。
冷たいから遠ざけるのではなく、安心できるからプロに預ける。
そういう感じの切り替えをしてくれたらなぁ。
介護にはまだ無関係だよというみなさんも、朝の送迎でそういう場面を見かけたら、そういうことなんだなぁと思って欲しいです。