どんな介護を希望しますか?

わかっているようでわかってないのが介護。というより、自分には全く関係ないと思っていたのが介護。

歳をとって、色々なことが「自分でできなくなって」しまったり、あるいはもっと極端に「動けなくなって」しまったりしたときに、初めて介護について考える、そういうパターンではないでしょうか?けど、そうなってから考えるのがいいとか悪いとかではなくて、そうなってからでも大丈夫なようになってるのが介護でもあります。

私個人の意見ですが、20代や30代のときから老後を考えるのは、ちょっと先回りしすぎだと思います。なぜなら頭で考えたことと、実際はやっぱり違うからです。少なくとも私自身はそうです。お金は当然あった方がいいけど、それ以外は若いうちから老後を想像しても無駄だとすら思います。未来は誰にもわからないし、どんな老後になるかもわからない。だからどんな介護を受けるのかもわからない。

ところで、どんな老後になるのかはわからなくても、実際の高齢者がどんな介護を受けたいか?ということに関しては、これまでの介護の仕事の経験から、漠然とというか、わりとはっきりとわかってきたような気がします。といっても、それは私の感想としてですが。結局のところ、

今まで通りに生活したい

ということを皆さんおっっしゃいます。

・自分の家(アパート)に住んで
・自分のペースで
・できることは自分で、できないことはお願いして

という感じ。それと、これは女性の方に多いのですが

寂しいから

というのも多いです。最近は孤独も病気のリスクが高いということが言われています。夫に先立たれて一人暮らしの女性は、一方では一人暮らしを楽しんでるようでもありますが、やっぱり話し相手がいないのはすごく寂しいともおっしゃいます。だから誰かとお喋りしたい。

そのためにも介護はあります。だから、いざ介護が必要となったときには、あれこれ自分の思いをあれこれ伝えてくださいねと、私は言うようにしています。私は、今では介護職員からケアマネになってしまったので、主に思いをしっかりと聞くがわになってしまいました。

いざ介護を受けることになってしまった方はどんな介護を受けたらいいのかよくわからない。だから一緒に考えなければなりません。けど、一緒に考えることで介護の悩みの多くは解決できるので、遠慮せずに希望を伝えてくださいね。

とかなんとか、思ってはいても、実際の現場に入るとね。苦笑

そう簡単でもないなぁ。とか。

 

 

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