デイサービスで高齢者から無視される
無視されるって、割と単純に辛いですよね。
一度嫌いだと認定されると、もうとことん無視される。しかも、なぜか「執拗」で「露骨」に。
こういう経験をした介護職員は一定数いるはず。
そこまでされる原因はというと、これは私だけがそう思うのかもしれませんが、
単純な声かけを「自分への非難だと思い込む」
のでして、例えば「〇〇さん、食後の歯磨きしましたか?」という声かけに対して「私が歯を磨かないで不潔だとでも言いたいの?私は一度も歯磨きをさぼったことなんかない!そんなことを言われたのは初めてだ!すごく傷ついた!もう2度とあの人とは口を聞かない!」という感じ。
無視をする高齢者は、大抵、違う職員に対して自分の気持ちを伝えるので、それで事情は割とあっさり判明するのですが、そういう思い込みパターンは、私の経験では多い気がします。
それと、性別による(正しい意味での)差別から来る無視は、これはもうあります。
男性職員が「男性だというだけで」嫌われる話を実際に知ってますし、その逆もそうです。
その辺りは、今のような社会で育ってない高齢者としてはある種当然なのかもしれません。不思議なことに、「特定の人」を無視をする高齢者は、その他の人にはものすごく愛想がいい。
自分の中での敵と味方を作っているのかもしれません。
この無視攻撃は、あまりにひどいとケアマネまで巻き込んでの大問題になるので、注意が必要です。デイサービスに馴染めなくて違うところに行く、なんて話の場合、この種の問題があったりするのです。
そしてそもそもそういう人物かどうかをケアマネや生活相談員やサービス責任者などの方々は見極めていたりするので(人間関係で現場の空気を悪くしたくない)、割とアクの強い高齢者の家族としては、そこが悩みの種になるかもしれませんね。