昔のことは忘れない高齢者
ほんとに不思議なもので、認知症の方でも、昔ご自身が経験したことは忘れないのです。
何度も何度も繰り返して話すから、どうしてもしつこく感じてしまって、
またその話か!
となるのですが、それでも何度も繰り返す。印象深いからなのか、単に覚えていることを話したいだけなのかはわかりませんが、とにかく昔の話をするのです。しかも、よくよく聞いてみると、これは貴重な話ではないのか?と思えるものもあります。
今の高齢者の若い頃といえば、どうしても戦争が関わってくる。
だから、戦争に行った、お国のために何かをした、なんとか日本に帰ってきたといったような話も多くて、昨日書いた話とそこはダブるのですが、とにかくいい話が聞けるのです。
ところで、私だけなのかもしれませんが、戦争の話で
食べ物に苦労した
って話はあまり聞きません。北海道だからなのかな?それとも、あまりにもあっけらかんと話すから印象に残ってないのかな?それと、個人的にこの話は多いなぁと感じるのは
・夕張炭鉱などの炭鉱の話
・国鉄の話
かな。ご主人が国鉄で働いていたって話はとにかく多い印象。ぶっちゃけ、お金がよかったから、それで高齢になって介護サービスを受けやすいってことなのかもしれません。炭鉱系もそうかも。