介護従事者として、マスクをめぐる騒動に対して、ちょっと言いたいことがあります
介護事業所の2割近くがマスクの在庫切れ 介護職の組合調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200303/k10012311571000.html
3月3日のニュースですが、では、その後どうなったのかというと、北海道の一部の地域に対してのマスク配布が行われ、その結果として、少しは落ち着いた感があるのは事実なのですが、それでもやはり足りないという話をちらほら聞きます。
私の勤めている事業所にも国からのマスクは届き、そして、利用者の方と職員に分配しました。
ちょっと困ったのは、利用者の方の中に、マスクをあちこちに仕舞い込んで忘れる、人に気軽にあげちゃう、少しつけてすぐ捨てちゃう、ずっと付けていて、それで普段とは違う息苦しさのようなものを訴えて体調不良になる。というような、色々な状況が見られたこと。
でも、仕方ありません。利用者を責めるわけにもいきません。
今後は布マスクの配布もあるかもしれませんが、そうなると、手入れの必要性も出てくるし、また若干混乱するかもしれませんね。
そうそう。私は国を責めるつもりはありません。きっと頑張ってくださっていると思いますし、思いたいです。アベノマスクと揶揄されているようですが、やらないよりはやってくださった方がましと思います。医療と介護は人と接しないわけにはいかない仕事です。だからマスクはどうしても必須なのです。
ところで、北海道はかなり落ち着いてきましたが、まだまだ油断はできません。こんな暗いニュースもあります。
YOSAKOI初の中止が決定
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200403/7000019781.html
毎年いろいろな場所で一生懸命に練習している若者を見ていたので、かわいそうだと思います。札幌だけじゃなく、北海道、いや日本全体、いやいや世界中が色々と我慢して自粛しているのだから致し方ないのですよね。
博多どんたくも中止、ねぶた祭も中止検討(おそらくは中止になるでしょう)、あれも中止、これも中止。
人が集まるものは全部中止の勢いです。
そんな中、言わせてください。通勤途中のドラッグストアの前だけは朝早くから大勢の高齢者や年配の女性でごった返しています。中には「日本語ではない言葉を話している」人もいるとか。
もちろん目当てはマスクなのでしょう。
こういう状況でいいんだろうか?
と、高齢者の方を相手に仕事をさせていただいている私は思います。