これがデイサービスの一番大事な仕事です!

介護の現場で一番大切なものは、特にデイサービスで大事なのはずばり「傾聴」だと思います。

しっかりと相手の話を聞くということです。

ところで、傾聴というのは、ただ相手の話を聞くのではなく、同じ目線でとか、しっかり相手の方を向いてとか、適度に相槌打ってとか、そんな感じのことだというように習ったのですが、私は確かにそれも大事だとは思うのですがちょっと違うなぁと思っています。

傾聴より先にまずは相手と親しい関係になることが重要なのではないかなぁと。そして、相手と親しくなるためには

「礼儀正しく」「丁寧に」「相手に合わせる」のが一番じゃないかなぁ。

相手に心を開いてもらうための技法としての傾聴というのはなんか違うんじゃないかなと思うのです。

上記で書いた「礼儀正しく」「丁寧に」「相手に合わせる」というのは、つまりはユマニチュードってことですが、そしてそのユマニチュードの一部、あるいはその先にあるのが「傾聴」じゃないかなというのが私の意見です。

デイサービスは介護サービスです。提供することで利益をえなければなりません。つまりサービスを(なるべく)継続して貰わなければなりません。だからこそデイの利用開始時には当然信頼関係が一番大事で、なるべく早く信頼関係を築かなければなりません。

けど、信頼関係を一度築いたらもうそれでいいのかといえばそうじゃないですよね。築いた信頼はずっと保ち続けなければならないのです。

そのために必要なのが「傾聴」だと私は思うのです。

よくいませんか?利用者の方に対して「フランクな話し方をする人」。けど、なぜフランクに話ができるのかというとそれは信頼関係が築けているからです。つまりユマニチュードができているからフランクになれる。

けど、フランクだから無視していいとか、話しかけなくていいとか、話を聞かないでいいとはなりませんよね。

そして信頼できるからこそ「あなただけに話したい」ってことだってたくさんあるのです。

だから傾聴。

というわけで、傾聴こそが一番大事なデイサービスの仕事なのです。親しく楽しく笑顔で本音の会話ができる。これが一番大事なことなのだと私は思います。

逆に言うなら、それができていれば、同じ目線でとか、しっかり相手の方を向いてとか、適度に相槌打ってとか、そういう技法は無視してもOKだとすら思います。もちろんできないうちは同じ目線でとか、しっかり相手の方を向いてとか、適度に相槌打ってとかはとても大事だとは思いますが。

 

 

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