かってに介護Q&A)介護業界での男性のメリットは?
Q)介護業界での男性のメリットは?
A)男性ならではのメリットがあるのです
介護業界はサービスをする方も受ける方も女性の世界ですが、じゃあ男性職員は不要かと言えばそういうことはありません。
介護業界で地味にすごく必要なものがあって、それが女性にはないからです。
それは「力」
体を起こす。ベッドに寝かす。入浴。排泄。
どれも地味ですが、力が必要となることが多いのです。そういう場面がたくさんあるのです。いやもちろん技術が大事で力だけでは乱暴になってしまうなんていう人もいますが、やってみてください。技術だけではどうにもならないことがありますから。綺麗事だけではできないのが介護。単純に力が必要な場面がいくらでもあるのです。そしてそういう時にはやっぱり男性の方が頼りになるのです。
女性だけだと複数人必要になる場面でも男性なら一人でこなせることもあるし、施設の人員が少なかったりした場合には本当に頼りになるのです。時間も短縮できるし。
また、異性介助の場合、差恥心からうまく介助できないということもあるのですが、職場に男性がいることで問題を解決できることもあるのです。
というわけで、男性の職員はいると大変心強いのですが、一方では男性職員は思うように増えていないのが現状です。確かに私が介護業界に入った当初と今では、感覚として随分と男性職員が増えたとは思うのですが、まだまだ不足しているというのが現状でしょう。
けど、問題はお金。
やっぱり年収の低さが大きなハードルになっているようなのです。儲からない仕事に就きたいと願う人はいませんよね。自分で言うのもなんですが、やりがい詐欺は良くないです。役に立つためなら無給でも構わないなんて人はいないでしょうし「ありがとう」の言葉だけは生活できません。
この辺りは改善してほしいです。需要はあるのに、賃金が抑えられていたのでは当然職員なんて集まりませんから。