薬は気分で飲むもの…
世の中には薬好きな高齢者と、薬嫌いな高齢者がいます。
薬大好きな高齢者っているの?と思われるかもしれません。仕方なく飲んでるんじゃないの?と思われるかもしれません。
いえいえ。
ちゃんといるんですよ。薬をうっかり忘れようものなら即不安になって、不穏になってしまうのです。そして例えそれが
「ただの整腸剤」
であっても飲めば元気になるのです。「ただの整腸剤」は介護士なら誰でも知ってる秘密の了解事項になってます。
そして、薬嫌いな高齢者。
とにかく嫌いで、服薬拒否もよくあることです。不思議なことに、薬嫌いな人は「深刻な病状」を持ってる人だったりして、それが事態をより悪化させてしまうのですが、とにかくあれこれ説明してもぜーんぶシャットアウトしてしまうのです。
そうなると、もうどうにもなりません。
どうしようもないので、ご家族にも了解を得て食べ物にわからないようにこっそり混ぜたりするのですが、そんな苦労は知らない高齢者。
最近調子いいなぁ。
って。
うーん。