デイサービスへの差し入れは原則NG

案外あるのです。

そして気持ち的には大変ありがたいのです。

けれど、大抵のデイサービスではお断りしているのではないでしょうか?誤解のないように書きたいのですが、介護施設では基本的に利用者の方同士での金銭のやり取りやモノのやり取りは禁止しています。

・トラブルの原因になる
・やり取りするモノの種類によっては病気や怪我の引き金となる

金銭トラブルは一般の人であっても多々あること。ましてや介護施設には例えば認知症の方もいますから、そういう方々同士での金銭のやり取りはもちろんしてはいけないというレベル。お金が絡むと人は変わってしまうのです。要注意ですね。

また、良かれと思ってあげた飴玉で喉をつまらせるということもあります。毎年餅を喉につまらせて亡くなる方がいるのですが、実は飴玉もかなり危険です。高齢になるに従い、飲み込みの悪い方は増えるのです。だからこそ介護施設では嚥下体操を行っているのでして、それだけ飲み込みに関しては注意しているのですね。

飴玉をあげて何が悪いの?

というのは誰でも思うことでしょうけど、高齢者の方にはリスクの高いモノなのです。他にも「アレルギー」の問題や食べてはいけないと医者から言われている制限などもあり、食べ物のやり取りはやはり控えてもらうのがベスト。

食べ物以外であっても同様で、例えば金属アレルギーがあったりする方に安物であっても指輪はNGだし、もちろん高価な品とわかるものもNGです。

では利用者から職員へはどうかというと、これもNGです。というか、ぶっちゃけると、職員によっては「利用者の財布の中まで見ることができる」ような環境にあるのです。認知症の方をうまく誘導してお金を巻き上げるなんてことも起こり得るのです。やってはならないし犯罪です。なので当然NG。

普段よくしてくれるからという好意から飴をくれる方もいますが、私の場合は受け取らず、「〇〇さんの笑顔が見られればそれで充分ですよ」とか、あるいは「私飴とか苦手なんです」などとやんわり拒否しています。

このようにあれこれ考えていくと、細かな分類とかが必要になってしまうので、そういうのが面倒というのもあり、全部NGとしているところが多いのではないでしょうか?

一方で家族の方の職員への「慰労」という意味での差し入れを受け入れている施設もあることでしょう。ほぼ大抵の場合はお菓子ですが、これはありがたく頂戴しているようです。家族の方だからということですね。

まとめると、

・施設を利用する高齢者の方からは原則として金銭やモノなど全ての差し入れややり取りを禁止
・家族の方からの少額の品の差し入れは受け入れているところもあり

と考えれば問題はないはずです。

 

 

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