かってに介護Q&A)介護福祉士は女性の世界?
Q)介護福祉士は女性の世界?
A)男性職員もいますよ……数は少ないですが
今から3年前ですが、2020年に厚生労働省の発表した「第32回介護福祉士国家試験の結果」によると、合格者数58,745人の内訳は男性が17.514人、女性が41,231人でした。つまり介護福祉士の約7割が女性ということですね。
そして、女性の割合のほうが多いという結果は、介護福祉士に限った話ではありません。令和元年に介護労働安全センターが発表した「介護労働実態調査」の結果によると、介護の仕事全体においても圧倒的に女性が多いということがわかりました。以下ざっと数字で。
■介護職員
・男性:22.7%
・女性:70.1%
■ 介護支援専門員
・男性:19.2%
・女性:70.1%
■看護職員
・男性:8.0% ・女性:83.0%
■訪問介護員
・男性:12.6%
・女性:78.6%
■ サービス提供責任者
・男性:16.8%
・女性:75.1%
■ 生活相談員
・男性:33.9%
・女性:57.6%
■ 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士(※合算)
・男性:61.7%
・女性:32.9%
男性が多いのは「理学療法士、作業療法士、言語聴覚士(※合算)」のみで、あとはもう女性の職域。
男女比率の結果からもわかるように、現在の日本において介護の現場は女性が多く活躍する場となっています。私も女性だし。
ちなみに介護サービスを利用している方も女性の方が多いですね。介護はする方もされる方も女性の世界なんです。
じゃあ、男性は必要ないの?
といえばそうではありません。私が介護職に就いてからかなりの年月が経ってしまいましたが、介護現場には明かに男性が増えました。年々増えていってる気がします。そして介護現場に男性がいることはとても大きなメリットがあるのです。
次回はその辺りについて書いてみますね。