かってに介護Q&A)脳トレって本当に役立つの?
Q)脳トレって本当に役立つの?
A)私はそう思っています
老化って誰にでも起きることですよね。何歳になっても老化しないなんて人を私は見たことがありません。老化の程度は人それぞれですが、人は必ず老化します。
具体的には、シミとかシワとか白髪とか肌のたるみとか…最近困ってます。あんまりにも気になるので、Amazonでクリームとかコロコロするやつを買ってしまいました。
若い頃は少しくらい無理してもお肌ツルツルだったのにな。
そんな話はどうでもよくて、老化でしたね。歳をとると体内の水分量が減っていくそうですが、同時に血流も悪くなっていきます。血流が悪くなるということは、酸素や糖分が運ばれなくなるということで、それは確かに脳に良くない話です。
じゃあ脳への血流を良くするにはどうするのかというと、脳を刺激すること。その刺激のために脳トレは役立っている。そういう話なのです。
脳は前頭葉、側頭葉、頭頂葉、側頭葉の四つの部位に分けられるのですが、このうち前頭葉には記憶、学習、感情をコントロールする役割があるとされ、脳トレはこの部位を活性化するようにと考案されました。
多くの老人ホームやデイサービスでは脳トレが活用されています。私の経験上では、脳トレをしていないところはありませんでしたが、内容はそれぞれ特色があって、それがその施設の売りになっているような感じです。
脳トレといっても手法は様々で、計算ドリルはもちろんのこと、漢字の読み書き、塗り絵、ちぎり絵、簡単な工作、ちょっとしたゲームなど、いろいろ工夫されています。
大事なのは、やる側、つまり高齢者が楽しめることで、数学者が数年かかって解くような計算問題などは若者でも無理ですし、かといって1+1=2クラスの計算問題では「バカにしてるの?」となってしまいます。
この匙加減がとても大事で、程よい達成感を得られるようなレベルのものを提供することが大事ですよね。
あと、意外に見過ごされがちなのが、言葉を発するゲーム。声を出すのは大事なことです。ただ、声を出すゲームはどうしても大勢ですることになってしまいがち。すると参加する人しない人が出てくるので、そこは要注意です。
適度な刺激で脳を少しでも活性化することが大事ですよね。っていうか、何歳になって刺激って大事なことです。
私もコロコロすることでお肌への刺激を高めたいと思います。コロコロ。