ござる介護ニュース)介護職の平均年収は363万円

介護職の平均年収は363万円 全産業平均との格差、なお大きく約100万円 組合の最新調査
https://www.joint-kaigo.com/articles/2022-03-23-2.html
なんか最近、お金の話ばかりしている気もしますが、実際、お金は大事です。私は介護によくある「ありがとうの言葉が嬉しい」とか「やりがいを感じる」という言葉が大嫌いです。それはで生きていけないからです。
そもそも介護って「気持ち」ではなくてお金の問題が大きいです。
お金がないと介護サービスを利用できないのです。気持ち以前にお金がいるのです。
そしてそれは職員も同じ。みんなどれだけ大変か。
しかし、介護業界はどこも不景気で、潰れる事業所も多いし、最近ではコロナで自粛自粛自粛。そしてそれを誤魔化すために「ありがとうの言葉が嬉しい」とか「やりがいを感じる」ということなのです。
そういうことを言う事業者は疑ってください。大体はインチキですから。
そして金銭的な余裕がない事業所にありがちな、誰でもいいからと人集めをしてはそれが困難事例になり、そして現場の負担が増し、極め付けは「大変さと収益が全く一致しない」という、介護の加算方式の矛盾。認知症でも要介護度1だと、負担は増えるのに収益は変わらないという衝撃的な事実があるのです。ましてや要支援と要介護ではこれまた事業の収益にかなりの差があるのです。
ぶっちゃけますが、デイサービスは要支援の方を引き受けたくないのです。要支援の方の割合が多くなると、まず確実に事業が潰れるから。事業が成り立たないからです。
要支援の方が機能訓練特化型デイサービスに集中するのには訳があるのです。
そしてこれは以前にも書きましたが、介護職員の報酬を引き上げるためにまたも加算方式になってしまって、それだとさらに事務量が増えてしまって、それってどうなんだろうという疑問もあり。
春なのに、ちょっとため息。