かってに介護Q&A)ケアマネってそもそもなに?

Q)ケアマネってそもそもなに?
A)仲介業者です

   

いよいよケアマネ試験日が明日に迫ってまいりました!
みなさんがんばってますか?余計なお世話だ!がんばってるよ!って方もいらっしゃいますよね。余計なお世話でした。けど、がんばって欲しいと思うのは本音です。というのも、
なんでも札幌市の近隣はケアマネが足りないという話を聞きました。

ケアマネが足りないと何か不都合でも?

と思われる方もいるかもしれません。とても不都合なんですよ。大問題だと思うのです。

というわけで、今回のQ&Aは、ケアマネって何をするのかについて触れてみたいと思います。

    

そもそもケアマネは国家資格ではありません。都道府県が認定する資格です。ちなみに介護福祉士は国家資格。介福という国家資格を取ったのに、なぜにその上に国家資格ではないケアマネが位置しているのか、不思議ですよね。

しかしケアマネの業務を見ていくと、なるほどと思っていただけるかと思います。

ケアマネは正式名称を介護支援専門員と言います。

介護保険制度の仕組みに当初から組み込まれており、要介護者の相談に応じて適切なサービスを提供できる事業所を紹介し、そしてサービスの提供が適切に行われているのかを管理するのがケアマネの主な仕事となります。

というか、ケアマネの仕事は、雑務を除けばそれが全てです。はっきり言えば「仲介業者」です。

しかしただただ適当に要介護者を事業所に割り振ればいいというものではなく、そこには経験と知識が必要。どのくらいの経験と知識が必要かというと、介護福祉士になってから5年以上の現場での実務経験と、ケアマネ試験に合格できる知識が必要です(注、違うルートもありますが省略)

少し前までは介護現場での経験が5年以上あれば試験の受験資格が得られたのですが、今は厳しくなってしまい、介護福祉士になってから5年の実務経験が必要になってしまいました。というか、介護福祉士も実務者研修を受けないと受験資格を得ることができないし、どんどんどんどんハードルは高くなるばかり。

良い意味で捉えるなら、それだけ専門的な分野だということなのですが、ならそれに見合うように給料も上がって欲しいなぁ(希望)

さて、以前も紹介しましたが、ケアマネ試験に合格=ケアマネではなく、合格後にも実務研修があり、私の場合は試験に合格してから実際にケアマネになるまでに半年とうん万円の費用がかかりました。そうして都道府県知事への登録を経て、介護支援専門員証の交付を受けて、晴れてケアマネになれたのです。ちなみにケアマネが胸に何かをぶら下げているのをよく見かけると思うのですが、あれは名刺。そしてその名刺には介護支援専門員証の番号が記載されているはずです。私の番号ですか?

ひ・み・つ

ここに書くわけないじゃないですか!

けれど、ケアマネは全員がこの番号を持っています。なければ違法。業務を行うことができません。仕事の内容は上記の通りの仲介業ですが、もちろん義務が定められていて

1、構成誠実に業務を行う
2、医療連携に勤める
3、仕事の質の向上に取り組む

えこ贔屓などしないで誰であってもサービスを受けることができ、医者との連携を欠かさず、ちゃんと仕事をする

きっとどの分野の仕事でも求められる当然のことだと思うのですが、ケアマネは介護保険の根幹にも関わる重要な仕事。なので私もしっかりと気を引き締めて毎日頑張って…

…いるのですが、まだまだ精進が必要!

と思って毎日頑張っています!

そんなケアマネですが、人数が足りてない地域もあるようです。なので明日の試験はみなさん頑張ってください!明日のケアマネ目指してファイトー!

 

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