介護施設で泥棒発見!
笑い事ではなく、実際に警察を呼んでしまって、施設内でもめにもめまくったことがあるのですが、結論から言うと、
ほぼ全てが妄想
です。物取られ妄想。
実はこの物取られ妄想。想像以上に多いです。しかもほぼ女性。
そして必ず他の職員にこう言います。
内緒だけど、あの人、私の服を盗んだのよ。でも証拠がないから黙っててね。
ほぼ毎回このパターン。
もちろん職員が盗むわけはなく、全ては勘違い。数日して自分のバッグだのタンスだのベッドの下だのから盗まれたと称するものが出てくるのですが、そうすると今度は
悪いと思って返してよこしたけど、あの人泥棒だから
たまに妄想が酷くなると警察沙汰になってしまうのですが、こういう場合に一番してはいけないことは
理想整然と説明すること
で、それをやってしまうと、多くの場合、泣きながら
私が嘘言ったって言うの?
何よ!私が悪いって言うの?
となってしまって、施設と家族を巻き込んで大変なことになってしまいます。
実に手強い物取られ妄想。
対処法は、ものを取られてこと自体を忘れてもらうことです。意識を違うところに誘導とか、その人に合わせてあの手この手で「誤魔化すしかない」です。
よく、こういう場合は
一緒に探す
のがいいなどと言われますが、それでものが出てこない時もあって、そうなると余計に「あの人が犯人」となって、むしろその妄想が強固になってしまうこともあるので、一緒に探すことが一概にいいとは言えないのです。
一緒に探す場合は、まずは事前に探して見つけておくことが大事なのです。