緊急事態宣言で続々と休業するデイサービス

介護サービス事業所の休業 緊急事態宣言前の倍以上に ７都府県
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200417/k10012391911000.html

利用者の方とどうしても触れ合う機会が多い介護業界。今風に言うなら濃厚接触ですが、濃厚接触しないで住むような介護は基本的にはないのです。だからデイサービスもショートステイもどうしても不安視されるのは仕方ありません。休業も仕方のないことです。

でも、これらのサービスが「命綱」の方は、実は多いはずなのです。

せっかくデイサービスでリハビリして身体能力が向上して来たのに、お風呂に入れない。
あるいは家にこもりっぱなしで認知症が悪化してしまうとか。

そもそもそのような不安があったから介護サービスを利用しているのであって、そのサービスが利用できないとどうなるのか？利用者の方も家族の方も不安で仕方ない状況になってきているようです。

しかも、現在の状況はとてもじゃないけど次の見通しの立たない状況です。いつになったらこの武漢肺炎が治るのか。日常が戻ってくるのか。全くわからない状況。だからこそ尚更不安を増長させているのかも知れません。

　　

私の勤務しているデイサービスは、多方面への自粛はお願いしてますが、それでも休業はしていません。

ある家族の方より、

認知症の母と毎日一緒に過ごすなんて精神状態がおかしくなってしまう、お風呂だって家では入ってくれない、デイサービスが日常の救いなんです！

と休業へ対しての不安を明かしておりました。
もちろんそうだと思います。そのためのデイサービスですから。
だからこそ、やれることをやるしかないのですが、それでもやはり限界はあります。皆限界ギリギリのところを必死に堪えてるのでしょう。

こんな状況は早く収束して欲しいですね。
そう思いながら、毎日やれることをやっています。今のところは。